2015年4月16日木曜日


綱淵謙錠さん
天璋院篤姫の巻末で宮尾さんと対談していた
名前はなんとなく知っていたけど歴史物の作家らしい
調べたらこの作品で直樹書を受賞していた、昭和47年とかなり昔だけど
というわけで早速借りた本

幕末史、犯罪史、刑罰の執行史
親子、近親姦、同性愛

ノンフィクションなのかフィクションなのか
淡々とした歴史の叙述とインモラルな人間関係と激烈なラスト

いろんなものが詰まっていて何と評せばいいのかわからないけど、評する必要は特にない、面白かったから良し!
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わたくしは何かにじっと耐えている人に読んでいただきたいのである

作者のあとがきですが、そうだったんですか、という感じです
こういう作品の直木賞を与えてたんですね、昔は
文春の宣伝に堕した感もあるけど奥が深かったんだなあ、直木賞

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