2015年4月9日木曜日

漂泊者のアリア


古川薫さん
直木賞受賞作も結構読み進んできたのでちょっと古めの本作に挑戦、1990年の直木賞

冒頭から品のあるきれいな文章に惹かれた
しかし読み進めると結構退屈
藤原義江という実在の人物のことを全く知らなかったせいか、子供の頃から丁寧に描かれる主人公の生涯はあまりに淡々としていて、感情移入も難しかった
逆に主人公の浪費癖には強い嫌悪を禁じえず

気になって直木賞の選評を見てみたら絶賛に近かった
私の感覚がおかしいのか????

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