2024年7月27日土曜日

春喪祭


赤江さんのオリジナル作品は今の図書館には残っていないものもあるが、調べると多くの短編を収録しなおした本も出ていて、コンプ目指して少しづつ読んでいくことにした。とりあえずオリジナルで残っていた本書には藤十郎も収録されているので借りてみた。
 独特の怪しい雰囲気は相変わらずだけどものすごく期待していただけにあんまりだった 全体になんとなくわかるけどよくわかんない短編もある


夜の藤十郎
狂言役者 坂田藤十郎に仕えた女形 実は藤十郎は二人いてもう一人の 影に敵わぬ身に苦しむ 女形は影を探して殺す

春喪祭
結婚するはずだった女性が行方不明の末自殺 琵琶の曲を作るために通った奈良の寺で僧侶の幽霊に取り憑かれていた

宦官の首飾り
二人の少年が出会った宦官 その首飾りが仕えるオランダ人との性戯の象徴 宦官の死体にはなかった首飾りの秘密に後年気づく

文久三年五月の手紙
長州藩が外国人と戦うため農民が駆り出され商家の男も身重の恋人がありながら参戦する、その際に書き残した手紙を現代の女子高生が旅行で訪ねた農家で偶然手にし、その時代を体験して戻ってくる
 
百幻船
漁村で出戻りのだらしない女が水死 海に生きる男たち、船・村の掟 女の妹が犯人 それを隠す男

七夜の火
学生たちが旅行で知った呪術 女と結ばれた男、その男を愛する男が呪術で自ら死に男に永遠の傷を残す

書きかけ〜

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