2012年1月25日水曜日

巡査の休日


佐々木譲さん。
シリーズも4作目となるといろいろ仕掛けが大変なのかな。
進行は前作同様、ちょっと複雑。小島を軸に、津久井、佐伯の捜査ともう一つ別の事件も絡む。それぞれの事件は微妙に収束しないで終わる。
スピード感は当然邪魔されてて序盤は読み進めるのがややつらい。
読者としてはラストでだまされるけど切れ味の鋭さはそんなにはない。
硬派な警察ものを期待してたけど今回は小島さんでした。

1作目からの事件はこれからの展開を予測させ、次回作が気になるところだけど、パワーは徐々にダウンしてきてます。
1作目が傑作だっただけに質を維持しながらシリーズ化するのは難しいということかな。

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