2017年11月29日水曜日

真鶴


川上弘美さん
川上未映子さんや島崎さんを読んでいて読みたくなった

不思議なモノとの関わりを通して夫の失踪を現実として受け入れていく女性の話
そんなに難解な話では無いけどふわふわしていてまったりしていて、ちょっととらえどころが無い感じは川上さんだなあと思った

断片的な文が続く
文にしても文というよりは一つ一つの言葉をつなげただけって感じ
でもそのコトバは実に生き生きとしていて、時に紙面から浮き上がってくるようだった
性描写が直截で簡潔で、人間のカラダをガワと内面の二つに分けて考えてるようなところも面白かった
物語と詩が混ざったような世界だと思った

0 件のコメント:

コメントを投稿