2022年2月9日水曜日

 
久しぶりの宮尾登美子さん、やっぱ面白い
デイビットカッパーフィールド的な物語の世界にどっぷり浸かれたように思う。
読み始めた時はちょっと古いなあと思ったけど面白いものは面白いんだね。烈さんの生き様に結構感動、特に後半はすごい。
しかし読み通して振り返ってみると本作はむしろ佐穂さんの話だったような気もする、特にラスト
一旦終わってその後日談は作者の手記みたいな感じで語られるがこの部分も小説としてじっくり読んでみたかった。
とにかくこの先をもっと読みたいなって思った本だった。
さすがは宮尾さん。

0 件のコメント:

コメントを投稿