2023年11月9日木曜日

五台山清涼寺


陳先生の短編集 元々 澄川の図書館でこの本を見つけて読みたいなと思った陳さん でも 西岡には 短編集 はなくて でようやく 借りてきて読んでみた
歴史小説を書いている 陳先生 の 歴史ものの短編だけど 短編ってやっぱりこういうもんだろう  と言うような短編作品たちで エピソードを切り出して 切れ味 よくまとめ上げてある 
戦いの中で 職人たちは 翻弄されるわけだけど そういう中でも 職人 気質を守って 作りたいもの作るって言うあたりが読んでいて気持ちいい 
後半は職人とは離れる作品が並びミステリーのような? それなりに面白いど私は職人たちの話のほうが好き

日鋳の鏡
冶金の 技術を持った 職人たち 鏡を作りたいけど呉国に命じられて武器ばかり作らされている 卑弥呼のいる ワノ国 に行けば 鏡が作れると いうことで 国を騙して 日本に行く 技術はしっかり伝わった

天魔舞の鐘
大きな鐘を作りたいと願っていた職人 愚かな支配者のもとで なんとか作れるが 10年後に壊れるように細工していた 役人と部下の職人の友情 回り回って立場は逆転するが友情は続く


紙は舞う
切り字の職人というよりは芸術家 時代に翻弄されながら娘に芸を継ぎ 弟子が密かに芸を更に高めたことを歓ぶ

舌聖一代
子どもの頃から講釈師を目指した男の一代

五台山清涼寺
生涯一人の美女を思い続けた男と弟の妻に横恋慕し寺に入った皇帝の話 これには職人は出てこないな? どちらかというと謎解きのミステリー

花咲く月琴
月琴師のスパイ容疑者を捕まえたが本当にスパイなのか?

虎たちの宝
戦争中宝石を持ち逃げし追っ手に怯える男の空しい人生


書きかけ〜

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