2023年11月29日水曜日

あやかし草子


千早茜さん

短編集でこれはかなり面白いね 最初に読んだ  魚神の世界にも通ずる 物語の世界に どっぷりとつかることができる 人間と あやかし のつながり
 ちょっとだけ 特に 最後の方の作品は 宮部みゆき の三島屋 シリーズ に近いもの を感じた 宮部みゆき よりは 人情の 深さ みたいなものはなくて 話も短くずっと 幻想的 その分 醸し出される 不思議な空気 はずっとずっと強い できれば続編 も読みたいと 思わせるような  短編集 だった 面白かった

鬼の笛
笛吹の青年が 鬼に気に入られ 人間の死体から作った 美しい女をもらう その女に狂ってしまった 笛吹きの青年
ムジナ和尚
人間に化けられる ムジナ 琴を引く 白ギツネが 涙を流すのは不思議に思う 人間界に 行って 和尚に化けて長く暮らす うちに 自分を慕っていた昔助けた女が 病で死に その時に 涙が流れる 仲間に涙はどうだった と聞かれ 大したことはないな と答える
天つ姫
不思議な姫様の話 強いものが好きで 天狗と知り合い その長と仲良くなる 成長した姫は 帝に嫁ぐ が揉み合った際に 天狗を 呼んでしまい 助け出される が天狗は 戦いの傷で 死んでしまい 大きな杉の木になる 姫は一緒にいたいと思い 願って 杉の横の楓の木になった
真向きの龍
生きることに倦んでいる彫り物 師 がある農村から 水乞い祈願の 彫り物を頼まれ 今まで水をもたらしていた 龍を山に見に行くと 龍は蛇の女に姿を変え 彫師と一緒に暮ら し自分と一緒に 海に行こうと誘う 彫師は行きたいが 断って人間の世界にとどまって 彫刻を作る
青竹に庵る
あやかしと人間の女の間に生まれた心のない子供 いつか 母が眠っている 青竹に導かれ その不思議な力を知る 青竹の世界に誘われるが わずかな人間とのつながりを思い出し やはり人間の世界に留まることにする
機尋 はたひろ
機織りの店で 閉じ込められて育った 白子 が 火事 の際に 妖怪になる 寂しさのあまり  妖怪の世界に 子供を引き込んでいたが 色盲の女の子を 引き込んだことがきっかけで 恨みは晴れる





書きかけ〜

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