2024年8月6日火曜日

妻が椎茸だった頃


妻が椎茸だった頃
グーグルのニュースでLEEの今月のおすすめ本という記事が出ててそこで取り上げられてた一冊が「うらはぐさ風土記」 図書館を調べたら蔵書4冊で95番目 ちょっと心が折れて でもまた中島さん読もうと思って何か賞を取ったらしい本書を借りてみた

中島京子さんってこういう作家さんだったんだな 今までで一番好きかも 面白かった
ほんわか系の短編集かなと思いながら最初の作品を読んでラストに驚愕! こういう本なの??
短編らしい 簡潔な語り口で必要最低限の情報で読者を引っ張る まさしく短編
幻想系だがふわふわはしてなくて妙にリアルでユーモラスで こういう作家さんだったのか 川上弘美や小川洋子に少し通じるかな 違うけどね 考えたら かたづの もこういう流れだったのかな 作者の想像力が生んだ作り話 これこそ小説の面白さだよね
表題作が一番かな 怪しすぎるラフレシアナも良いよね〜


リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い
アメリカ留学中 5人の男と結婚したという老女と知り合うが男たちはどこに行ったのか?

ラフレシアナ
植物にしか愛情を注げないおかしな男を紹介されたが?

妻が椎茸だったころ
初老の男が亡くなった妻が残したレシピで料理に馴染んでいく

蔵篠猿宿パラサイト
二人の女性が旅行した温泉地は昔隕石落下で住民が全滅し猿たちが人間に化けたのか? 怪しく光る目

ハクビシンを飼う
人付き合いのない叔母が死に山奥の家を整理に行くと若い男が訪ねてくる 叔母は男とハクビシンを飼い暮らしていた ハクビシンってアライグマみたいらしい、知らなかった

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