2010年8月11日水曜日

ぶっぽうそうの夜

8月8日土曜日読了
テーマが良く分からない小説でした。読後感も良くないし。帯に「癒しのための殺人は許されるのか?」とありましたが、?という感じ。
現代人の疎外感みたいなものを描きたかったのかな???
筆致はいかにも文学してて、一人称でぐいぐい進んでいく力強さは圧倒的なものを感じる。しかしよく分からないことに変わりはありませんな。
続けて丸山健二を読もうと思ってたんだがやめよう。

次の本だけど、実は実質的には先週の水曜日に終わってたんで、木曜から太宰治の「晩年」を読んでた。なので普通には太宰なんだが、これが意外と面白くない。私小説風なつくりがどうも私としては好きではない。

というわけで図書館で次の本探してたら、天童荒太の「家族狩り」の文庫を発見、これにした。
「永遠の仔」は圧倒的な力を感じた小説だった、TVは良くなかったけど。私としてはそれに次ぐ天童作品となる。楽しみですね

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