2016年4月23日土曜日

バイバイ、ブラックバード


これも伊坂さん、傑作!!!
というか快作って感じかな

伊坂さんの小説って一応登場人物に名前はあるけど、AとかBで十分なような
主人公には「星野」という名前が与えられていて、お話の区切りの部分には顔が星の人間が出てくるので、このネーミングに意味はあるんだろうけど、私はカフカの星野ちゃんとずっとかぶってて、ちょっと不思議な思いも抱きながら読んだ
登場人物たちもどこか不思議、星野君も繭子もほかの人たちも、ここら辺はすごく伊坂さんらしい

「すべてをくどくど語るのは興ざめ、どこを削るかが作者のセンス」と伊坂さんは最後のインタビューで言ってる
ですよね~、その通り
でも伊坂さん自身がそれを言うのは、興醒めなんじゃないか??

文句ではないです、巻末のインタビューを読んじゃってちょっとがっかりしただけで作品自体はものすごく面白かったです

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