2018年8月8日水曜日

この世の春


宮部みゆきさん
新刊で出てすぐ予約入れたけど一年以上は待ったかな
図書館の蔵書は30冊以上あるのでそれでも一年待った、人気のすごさがうかがわれますね

ちょっとした手違いで受け取り場所を中央図書館にしてしまったので、平日家内に取りに行ってもらったら、家内に先に読まれてしまった
奥さんも宮部ファンだった~(^_^;)

で、ようやく読めたけど、上下巻ほぼ一気だった
出だしからものすごく面白くてぐいぐい引っ張られた
話自体はそんなに奇抜とも思えないけど、ミステリ・オカルト・恋愛・人情、全てが詰まった宮部時代ものの頂点と言える作品だと思う

ただし、終盤は謎解きに終始してる割にどんでん返し的なものは用意されてるわけでは無く失速感は否めない
最大の殺人については動機も作品としての位置づけも私としては納得感が無かった
余韻をもたせた終わり方は私は好きだけど家内はモヤモヤすると言ってました(笑)

とは言っても感想は変わらず、これは傑作!

0 件のコメント:

コメントを投稿