2019年8月16日金曜日

徳川慶喜家にようこそ


慶喜の曾孫に当たる慶朝さんのエッセイ、図書館で歴史の棚を眺めててみつけた
NHKの大河ドラマになってたんですね、その時に書かれたらしい
子孫はいて当然、徳川も結構別れて将軍を出してたから直系以外を含めるとかなり今でもいるんだと思う
世が世ならではあるけど、そもそも本人が将軍職なんてものを望むのかって事もあるだろうし、今は普通の生活を送ってるそうです
そうは言っても作者の母親の代になると皇族とのつながりもあり、まあやはり普通の家ではないですね

慶喜の人となりを知って自分と似てるなと思ったとして、遺伝子を受け継いでいる人とそうでない人では次元が違う
歴史は事実の積み重ねかもしれないけど人の心の中は想像するしかない
慶喜がなぜ大阪城を捨てたのか、司馬遼太郎がどんなに膨大な資料を調べても想像の域を出ない
でも作者の想像は肉親ならではの軽さと強さを持っていて興味深かった

明治天皇が慶喜と飲んだ話が出ていた
天皇は慶喜に対して申し訳なく思ってたような話だった
天皇と言えば当時は神だよな、でも人間としての普通な側面もあったんだなあ

歴史ってあっという間にぼやけていくよなあ
残す意味、必要性みたいな事を最近感じる
天皇モノもあるのかな、あれば読んでみたい

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