2019年8月27日火曜日

アンフェアな国


雪平シリーズの5作目
お話としてはよく練られていて、ランダムに挟まれる挿話も綺麗に回収してすこし違う意味でびっくりしてエンディング
面白かった

しかし、仕掛け的な部分はシリーズが進む毎に後退していって、普通の小説になってきてるような
だから悪いって事では無いけど

作者の文章はとにかく読ませる、読みやすい
個性とか品とかは感じないんだけど、藤原伊織をすこし思い出す、多分コンパクトで綺麗にまとまっていて頭に入ってきやすいんだと思う
これはプロの作家としての技術的な部分はあるのかもしれないけど天性のモノだと思う
雪平シリーズは今のところこれで終わりだけど次を読みたいと思ってる読者は多分たくさんいると思う
作者さんにはもっと書いて欲しいものです

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