2019年8月23日金曜日

憂いなき街


佐々木譲さんの道警シリーズもこれが7作目
全部読んできたけど時間が空くと登場人物の設定は忘れがち、でも読んでると少しづつ思いだしてきて、そういうのも楽しい

このシリーズはノンストップ系でものすごく面白かったんだけど、本作は限られた時間内での解決を迫られている設定ではあるものの、ページを読む手が止まらないといった勢いはなかった
複数の事件が絡まり過ぎてわかりづらい部分もある

終わったと思ったらエピローグがあって、ちょっと余計じゃないのかなと思いながら読んだら、ここを書きたかったのか、というシーンが用意されていた
本作のタイトルの意味は不明、でも刑事の恋愛が多分大きなテーマ
かなり苦く終わった

どうも私設警察チームの活躍みたいな話になっていてリアリティに欠けるんだが、札幌の街並みの描写が随所にあって地元民としてはそれだけでも読んでいて楽しい
やはりこのシリーズは必読、最新作の「真夏の雷管」も早速借りました

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