2020年11月18日水曜日

ベルリンは晴れているか

 
深緑野分さん初読み。
若い作家さんで直木賞候補、本屋大賞も上位ってことで借りてみたが期待が大きかっただけにちょっとがっかり。
 
 
戦争の悲惨さを描きたかったのか謎解きのミステリなのかロードストーリーなのか
扱うテーマが大きすぎるせいかどれも中途半端で、物語は全般に退屈だし、伝わったのは意欲だけでした
 
 
いずれにしても一つだけ注文をつけたいことは、犯人の動機をしっかり書いて欲しかったって事
この作品はそこを描かなければ成立しないような気がした
 
 
年寄りの私も戦争は知らない
ましてや若い方が戦争を書くのはかなり難しいと思う、そういう意味での作者の意欲はしっかり感じたけど、結局は単純な力不足って事だと思った

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