2015年11月18日水曜日

閉鎖病棟


帚木蓬生さん
図書館を久しぶりにぶらぶらしていて見つけた
今は病院関係の仕事をしているので、閉鎖病棟という言葉に反応して借りてしまった
精神病院ではあるけど、小説としてはむしろ「開放病棟」の話でした

テンポは良くなく、一気に読み通すような話ではない
しかし読み終わって振り返ると、いろいろな要素が詰まった人間ドラマになっていて、ずっしりとくるモノがあった
重たいテーマに正面から取り組んだ、力作だったと思う
殺人肯定的な部分が少し気になるけど、殺された人物にも救いをあたえたことが印象に残る

0 件のコメント:

コメントを投稿