2016年7月12日火曜日

度胸


Dフランシスの競馬シリーズ
昔何作か読んで面白かった記憶があって、又読みたいと思ってた
初期の作品は粒ぞろいだそうだが、本作はその中でも評価が高かったもの

昔の話だし、そもそもイギリスの障害競馬の事情なんて全く知らないので、物語の中に入っていくのに少し時間がかかったけど、やはり面白い話は国も時代も超えて面白いんですね
話としてはそんなに入り組んでなくて単純だけど、細部が丁寧に書き込まれているし、結局人間ドラマになっていて、嫉妬や欲望という普遍的なものがテーマだと思う

主人公と敵は実は同じ境遇にあり、些細なことで全く異なる人生を歩むことになったということだろう、復讐ではなく許しで終わっている、そこに少し感動した

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