2018年2月26日月曜日

落陽


朝井まかてさん
こんな地味なテーマの小説を冒頭からぐいぐい読ませる筆の力はすごいですね
引き込まれて半分くらいまでは一気読み
勢いは途中で落ち着くけど、天皇とは、日本人とは、というテーマがずっしり迫ってきて読み応え十分です

どこからこの小説の題材を得たのかなあと考えましたが、多分まかてさんお得意の園芸がベースですね
そこからいろいろ調べて膨らませて本作になったんだと思う
歴史物は皆同じかもしれないけど、地味にいろんな資料を調べて書いたんだろうなあ

恐喝まがいのことでなんとか生活していた不良記者が変わっていく様も読んでい気持ちいいです
読んで面白くずっしりと残る小説でした

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