2018年9月22日土曜日

マラケシュ心中


また中山美穂さん
この人の言葉は読み手の心を揺さぶる
本物の小説家だと思う

冒頭から色気がぷんぷん匂ってきそうな文章が続く
例によっての展開だけど純粋で一直線、気持ちいい
今回は短歌、どきっとする歌が出てきて、全編こんな感じで続くのかと期待したけどそれは冒頭だけでちょっと残念だった

他にもちょっと引っかかる部分はあるんだが、大きな感動で最後は押し流されてしまった
小説の持つチカラを体感した
深いかどうかはわからないけど、とにかく強い
小説なんて所詮は虚構の世界なのに、どうしてこんなにも強い想いを込めれるのだろう
こんな小説を書いてしまって中山さん大丈夫なのかなと、少し心配になるくらいすごい小説でした

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