2019年6月13日木曜日

迷子の王様 君たちに明日はない5


久しぶりに垣根涼介さんを読みたくなってシリーズ未読の本作を借りた
これが最終話だったんだね、もっと読みたけどど引き際も必要って事かな

本作はあとがきを含めて小説としての面白さと言うよりは作者の人生観というか、仕事観が詰まっていて、私としては少し煩わしく感じた
勿論言いたいことはわかるんだけど、定年まで指折り数えるような年齢のサラリーマンの私としては、「金のための仕事は虚しい」的な話をされても、なんというか、しらけてしまう

作者としての思い入れなんだとは思うけど、もう少し純粋な小説として楽しく読みたかった
本作が面白くないと言いたいわけではないんだけど・・・

1 早稲田での下町の姉さんが辞める話
2 8Kのもの作りの人が辞める話
3 本屋に勤める内気でがりがりの独身女性
4 村上の会社が廃業する話

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