赤ん坊が落ちる

サムソンシリーズのリューインの作品で今で言えばスピンオフってことになるのかな
彼女だったアデルの話でサムソンも出てくるが、シリーズを最後まで読んでしまうとアデルの位置が微妙なので、しっくりしないものを抱えながら読むことになった

リューインらしく複数の事件が平行して絡まっていく
アデルが私立探偵並みに事件に関わっていく辺りはやや違和感がある
出番は無いけどパウダーも名前は出てきててファンサービスも十分
お話としてはなんとも暗く嫌な話だった┐('д')┌
結構ドキドキ系で面白いんだけど

しかしまさしくというか、ホーマーとの話だ！
発表の時系列では季節の終わりと豹の間
本家最後の目を開くはびっくりの展開だったけど本作が伏線というか、前提としてあったんだなあ

サムスン、パウダー、アデルと、広がっていく
リューインの頭の中にはサーガ的な構想があったのかもしれない
もっと読みたいけどちょっと難しそうだなあ