2020年1月19日日曜日

いのちの螢


澤田ふじ子さんの高瀬川女船歌の二作目
江戸人情モノの連作短編ってくくりで良いと思うが、それぞれの作品は短く唐突に終わることが多いと思う
結末は次の短編に引き継がれたりそうでなかったり
次の次の作品でその後がわかったりもある
尻切れトンボのようにも感じるんだが、次の短編も読みたくなる、こういうのは読んだことが無く不思議な味わい

物語の起承転結ではなく起承転だけで読ませてるのかもしれない
我々の生きてる世界で起きる色んな事に全ては綺麗な結末が用意されてるわけでは無い
無理に綺麗な「結」を用意せずに淡々と物語る、そこに深い味わいが生じるのかも
物語の進行も速いし結構びっくりする出来事も多い
何故か読んでしまう
次も借りました(・∀・)ノ

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