2020年2月4日火曜日

銭とり橋


澤田ふじ子さんの高瀬川女船歌シリーズ三作目
このシリーズって連載モノ短編をまとめたものだと思ってたけど書き下ろしなんだろうか
いろいろあるけど基本は表題の話に向かって収束していて、前二作とは少し違うような?
私としてはその分逆に普通の小説になってしまった感もあり少し微妙だった

娘の話として始まったはずだけどいつの間にか父親の居酒屋に来る人々の話になってますね
まあそれもありとは思いますが「女船歌」のシリーズとしてはどうなんだろう?
女性の物語ってことではなく、女舟歌にかけて江戸の人々の人情・悲哀を描くって構想だったのかな

まあまあ面白く読んだし今後どうなるか気がかりではあるけど、次作を読むかどうかは微妙、って感じの作品でした

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