2022年7月12日火曜日

f植物園の巣穴


図書館でぶらぶらして見つけた梨木さんは久しぶり。
読みはじめは倉橋由美子的な雰囲気を感じたが幻想系なら川上弘美かなとも思った。
梨木さんはこういう本を書く人だったなあと思い出しながらもまったりしてるので途中は少し退屈だったりもしたのだが。

言葉を積み重ねて様々なイメージの世界を構築する作者の技術なのか想像力なのか感性なのか、よくわからないけどとにかくできあがったこの作品は素晴らしいものだったと思う、面白かった。
生まれ出ることが適わなかった蛙くんとのノスタルジックな交流が特に心に残った。
コンプするつもりで止まっていた梨木さんだが多作ではなさそうなので再びコンプを目指そうかな。

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