2010年5月11日火曜日

1Q84

1Q84 読んでます。
はじめから読み直していて、今日ようやくBook3に突入しました。
最近読んだばかりの本なのでかなり覚えているせいか、本に集中しきれない感もあったが、当然、新しい発見もあった。

今まで読んだところでは、今までの村上作品と比べて分かりやすい部分が多すぎるような気がしてます。物語として普通すぎる、ということかな。理屈がきちんとしすぎていると言っても良い。村上作品ってきれいな理屈で割り切れてはいけないような気がするんだが、わりとすっきりしているような。
勿論Book2ラストのシーンは賛否両論の謎だらけなんだが、私的には絶対終わっていないと考えていたので、謎のまま終わってはいない。そういう意味において物足りなさ(?)を感じながら読んでいます。

ま、Book3が出版されたわけだから全体を読み終える前の感想では早すぎるわけだが、今のところの感想としてはこんなところかな。

で、村上作品のベストって何だろう考えると、多分この1Q84は上位には来ない。昔は「羊をめぐる」がマイベストだったんだが、昨年村上作品を一通り再読した後の感想としては、「世界の終わり」「カフカ」あたりがマイベストっぽい。特に「世界の終わり」がみずみずしい感じがあって良い。
ピンクの服が似合うちょっとぽっちゃりした女の子がなんとも言えず良いんだよなあ。この時期の村上さんはSEXをあまり描いていないが、そこも好きなところです。

繰り返しになるけど、Book3を読み終えるまではきちんとした感想にはなりませんけどね。

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