2010年9月20日月曜日

芽むしり仔うち

昨日大江健三郎の芽むしり仔うちを読了。
随分前に読んでた本だがメインの本の合間に読んでたので読了が遅れてました。

この頃の大江健三郎は良いですね、理屈ぬきに。
閉鎖された社会での理不尽さに対する反抗みたいなものが文章のスキマからも滲み出してくるような感じかな。
このあと結婚して障害のある光さんの誕生とともに大江文学も大きく変わっていくわけですが、その前の大江さんはこんなにも直球の作家だったんだなあという感じですね。

今読んでる「沈まぬ太陽」も5巻まで来たのでもう少し。
女性ながら骨太の社会派小説を期待してましたが、結構昼メロっぽいどろどろさがある小説だなあというのが今のところの感想ですね。ま、もう少ししたら感想書きます。

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