2013年12月25日水曜日

ホテルローヤル


桜木紫乃さん。
道内の女性作家が直木賞受賞!ということで、早速図書館に予約しておいた本。7月18日に予約したときは535番目でしたが、割と早く順番が来ました。
結構読みやすいんですね、私もすぐ読めました。

ラブホを舞台とした短編集って予備知識どおりの本。短編といっても本当に短くて、派手などんでん返しがあるわけではないので、地味ながら性にまつわる人間の機微を描いた作品集ってことになるんだと思います。
一応中心に「ホテルローヤル」が据えられてますが、作品相互に有機的なつながりはなく、一応最後の短編がまとめ的な作品なんでしょうが、各作品の独立性は高いです。

私としてはこの作品集が直木賞か??という感想になります。
面白いとは思いますけど、直木賞のレベルってもっと高いところにあるんじゃないのかな、って思います。
あと、私としてはどうしても短編集に対する評価は低くなります。単なるShortStoryって感想になってしまいます。
この作者の長編も読みたいですね。

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