2014年1月5日日曜日

四色問題


ロビン・ウィルソンって人、さっき読了。
コーチャンに行ったらこの手の数学物が文庫本で出ていて、目を引かれた。早速図書館で探して予約したうちの一冊。

細かい用語とか考え方はよく理解できてないけど、色んな人が証明に一所懸命に取り組むその姿を読むのが楽しいですね。
特に四色問題の場合はラスト、エレガントな証明にはなってないってところが面白かった。

実地に示しはしたけれども、証明とは言えないという評価もあるってこと。
でも我々数学の素人から見たら、フェルマーの最終定理の証明だって全然解からない。四色問題の証明がコンピュータを駆使していたとしても、「わからない」って意味ではおんなじだと思います。
数学の証明はやはり「エレガント」なものを誰しも期待するんだろうけど、少なくとも問題が真であることが示されたのなら非常に有意義なことではあったんだと思います。
数学者がそれを「証明」と呼ぶかどうかは彼らの自己満足に属する問題で、我々にはあんまり関係ないようにも思いますね

こういう一見無駄なことに寝食を忘れて取り組むことの出来る人間ってやはり素晴らしいな。

0 件のコメント:

コメントを投稿