2014年8月5日火曜日

数学 想像力の科学


瀬山士郎さんという方の本、今日読了。
朝日の日曜版で紹介されてて、3月31日に早速図書館で予約、9人待ちでしたが、やっと借りれたのが7月27日。市内で中央図書館に1冊しかなかったことに加えて、予約数1になってからも1か月以上かかってたので、前の人が延滞してたのかもしれない。

繰り返して語られるのは「想像力」の大切さかな、タイトル通りだね。

具体的なものの個数を数える作業から進んで、1、2、という純粋に抽象的な数を認識するようになる、この場合の数を著者は概念と呼び、頭の中の作業と位置づけて「想像力」の話になる。
1辺1メートルの4次元立方体の中には2メートルの柱を入れれるそうだ。次元を上げていけばどんな長さの柱も入ってしまうという、まさしく想像力。
数学の証明の際の到達点は直感的判断、それを合理的判断に変えていく作業が証明、でも肝心の到達点はやはり想像の産物なんですね。

創造の源泉は想像ということばがこの本の全てかも。

ちょっとわかりづらいところもあったけど、薄くて読みやすい、でもしっかり「想像力」の大切さを教えてくれる、良い本だったと思います。

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