2014年8月16日土曜日

シューマンの指


奥泉光さん、今日読了。
本屋大賞を眺めていて見つけた本、2011年の第五位。

本屋大賞って本屋さんが推薦する本ってコンセプトだと思うけど、なんとなくわかる気がした。
直木賞とは違う基準だよな、本好きの客に何か面白い本ないかと聞かれた時、勧めれる本となるとこういう本だよな、って感じの本。

作者さんは芥川賞とってるんだね、何となくわかるようなわからないような・・・・

事件が起きるのは全体の半分くらいたってから、それまでは物語が1で9は延々とシューマン論が続く。
クラシック好きで一応出てくる曲名もわかる私は面白く読みましたが、あんまりなじみの無い人はどう読むんだろう???

しかし、快作にして怪作。
なぞに包まれた文芸作品なのかどんでん返しの純粋なミステリなのか。
他の作品も読みたくなりますね。

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