2015年1月22日木曜日

きいろいゾウ


西加奈子さん
今年の直木賞を受賞した作家さんで、今までは全く知らなかった
早速ブクログで調べて、オススメの上位二冊を図書館で検索したら二冊とも文庫版ですぐ借りれた、そのうちの一冊

不思議な感じ、ファンタジーっぽいかな
文章は平易で読みやすいけどハラハラドキドキの展開はないので集中して読むのは辛い
しかし終盤は一気
伏線が絡みついてきてほぐれて大団円

再生、の話なのかな
直木賞受賞したときの作者さんへのインタビューで、春樹さんに似ているとの評価があることについて質問されていたことを思い出した
いわれてみれば、テーマと言うか設定と言うか、似ていなくもないような、確かに
でも春樹さんは対象との間に距離感があって、一歩離れた位置から客観的に眺めている感じだけど、西さんはどっぷり対象と一体化しているような気がする

面白い作家さんだと思う、しかし直木賞的な単純な面白さはない、そこらへんが微妙かな

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