2015年5月22日金曜日

水の家族


丸山健二!!!

最近とにかく楽しく読みたいと思い直木賞受賞作を読んできたが、「離婚」を読んでいて激しく物足りなさを感じてしまった
「あの」阿佐田哲也への期待が大きすぎたのかもしれない
そして突然浮かんだのが丸山健二
あの美しい文章と苦悩の海に浸りたい・・・
ブクログでオススメトップだった本作を衝動的に借りました

冒頭からどっぷりと丸山健二
この人の文章は美文とはいいがたいと思うけど、論理が勝っていながら詩的であり、イメージの広がり方がすごい
でも非現実的な浮遊感は無く、しっかりと現実に根を張った物語

暗い終わりを覚悟していたけど明るく前に向けて終わってくれた
久しぶりの丸山健二を堪能
やはり小説は面白い

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