2017年9月27日水曜日

チェ・ゲバラ伝


何となく昔から読んでみたいなあと思っていた、
きっかけは忘れたけど予約したらすぐ借りれた
これは自伝では無く、いわゆる伝記ですね
作者は三好徹さん、調べたら直木賞作家だった!
サスペンス系の年配の作家さんみたいです

若い頃を描いた序盤はあんまりだけど、戦いに入ると俄然面白くなる
でも意外と革命後のアメリカとの経済を含めた戦いが長いんだな
一つの国が生まれ変わるには、武力で勝てば終わりって簡単な話では済まないということがよくわかった
ゲバラが死に向かっていった理由もそこにあるって事だろうか

私は大学でマルクスを学んだけれど、共産思想はユートピア思想だと思ってる
ゲバラの革命は偉大だったのかもしれないけど、虐げられた人々にはそうなるそれなりの理由もあるんだなあとこの本を読んで感じたし、作者も同じように感じているはずだ
南米に生まれた有産階級のゲバラが無気力な南米人を救おうとして死んでいくこの生き様に我々は何を感じ取ればいいのか??

0 件のコメント:

コメントを投稿