宮下奈都さん、201604に予約の登録
読むまで1年以上かかったんだなあ
青年の成長物語です
ピアノ調律師という特異な舞台設定にもかかわらず、
でもかなりの話題作だっただけにやや裏切られた感もある
描かれているのはいつもと同じ宮下奈都さんだったので
丁寧で誠実にコトバを選んでゆっくりと物語っていく
ハラハラもドキドキもないけど選ばれた一つ一つのコトバがしっと
いつもどおりの宮下さんだよなあ
新しい驚きが無くて不満ということでは全くなくて、
なのに何故この作品がこんなに注目されたのかがよくわからないっ
本屋の店員さんが薦めたい本のNo1というのもちょっと引っかか
活字離れの若者に薦めるとしたら、
ちょっと気になったことだけど、
いい本だったなという記憶はあるんだけどどんな話だったかがはっ
物語性が希薄なんだな、多分
でも面白い、不思議な作家さんですね
直木賞とかって難しいのかもなあと少し思った
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