2020年4月27日月曜日

天地に燦たり


川越宗一さん初読み
直木賞受賞作家で受賞作は予約したけど一年以上かかりそうなので本作を借りてみた
歴史物で時代設定はおなじみの戦国時代ではあるけど朝鮮、琉球と地域の設定は独特で面白い
戦いが当たり前の戦国時代でいかに人として生きるか、テーマは儒教でいう礼だ
歴史物を読む面白さはそこに時代を超える普遍性を見いだして現代に生きる自分にあてはめて考えてみれるところだと思う
そういう意味ではちょっと説教臭さもあったかな
まあ儒教だからね

描かれる人物はあまり堅くなく感情移入しやすい
ただし一気に読み進めるほどの面白さは感じない、これは筆の力が今ひとつなのかもしれない
しかしデビュー作だ
直木賞受賞作はさぞかし面白いのだろう、期待大だ

しかし直木賞はこんな新人作家に与えるものに戻ったんだろうか??

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