2021年6月14日月曜日

ソロモンの偽証


緊急事態宣言で図書館が休館してしまい逆に良い機会と思い古本で買った本書全6冊、読み終えました!
長いな~と思いながら読み進めたけど中盤過ぎは一気で、最終巻を手に取ったときはこれで終わりと思うと寂しさすら感じた
極めて高い密度でこれだけの長大な物語を書ききっただけでなく、人間の心のひだを丁寧にめくるような相変わらずの作者の筆に、どういった賛辞を送れば良いのかわからず、自分の語彙の貧弱さに失望してます。

少し時間をおいて読んだ後日談の「負の方程式」がまた楽しい
野村君だけで無く他のメンバーのその後も書きたかったんだな
杉村君の相手として描くあたりがファンにはたまりませんよねえ
ラストで藤野さんが本気で子供達に怒るところでちょっとほろっとしてしまった
宮部みゆきと同時代に生まれて楽しめる自分は幸せなのかなと思ったりもしました

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