2022年8月26日金曜日

水を縫う


町田そのこさんのインタビュー記事だったと思うが寺地はるなさんを知って借りてみた本で初読みになります
ちょっとやられた感あり、久しぶりでぐっときました。面白い、良かったです。

視点が変わったりして連作短編っぽいつくり、今まで言えなかったことを吐き出して自分を確認するってお話かなと思ったがちょっと違っていて不器用な人たちの優しい愛の話、家族の話でした、長編として読むべきですね
登場人物は皆いろんなことを内面で抱えていてそれが繊細に描かれてますが、私としては最初の高校生の話が独立した短編としてもすごく好きです。空気なんか読まずに自分の好きなことを好きと言えることが大事だよなあ。気持ちのいいお話でした。

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