2009年10月26日月曜日

第四の手 2

昨日読了しました。
ハッピーエンドですが何か物足りませんな。アーヴィング的には短編っぽい作品。ディケンズ的な長編の面白さは無く、大きくうねるような起伏も無い。浮気男が真実の愛に目覚めるまで、といったところだが、そんなに紆余曲折したところは無く、あっさりした印象で終わった。
もちろん面白くなかったわけではないけど、物足りない感じは残りますね。

というわけで、今日は高村薫の「リヴィエラを撃て」を読みだしたところ。図書館に行ったとき衝動で借りてしまった本。高村薫は新リア王と新刊以外は全部読んだつもりでいたが、この本はまだだった。
出だしから高村薫らしく面白いです。設定や描写が緻密で神経質な感じもします。ここが高村薫だね。

高村薫の新刊は結構前にネットで図書館に予約したんだが、当時300番目くらいだった。昨日確認したところでは、今170番目くらい。皆さん地味に借りて読んでるんですね。いつになったら読めるのかな・・・

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