2011年11月5日土曜日

愛の領分


藤田宣永さんです、11月1日に読了。
図書館に行くとかなりの冊数が書棚にあるのでいつか読みたいと思ってましたが、恋愛小説はどうもなあと、借りるきっかけがありませんでした。
澄川の図書館は、本の背中に賞をとった作品には「賞」と表示してあるのが良いですね。特に直木賞系ははずれがないような気がします。
ということで、藤田さんの直木賞をとった作品を読んでみました。

物語としてはさすがに直木賞作家だけあって面白く読ませますね。
しかしちょっとミステリー仕立てとはいえ恋愛物って退屈だなあ。中年の恋愛だから激しい起伏も特にないし、大人の恋愛をしっとりと描いてはいるんだろうけど私にはしっくりきませんね。
過去の出来事が明らかになっていってもすっきり感があるわけではなく、もやもやが続くだけ。ラストもすっきりしない。

男女の機微を品の良い上手な文章で描いてるわけですが、私には向きません。
何が面白いんだかさっぱりわからない。
主人公は50歳過ぎの男性で私とも近いはずだけど、全く感情移入できませんでした。
この小説の対象年齢ってどれくらいなんだろう?
どうして直木賞とったのかな??
残念。

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