2011年11月27日日曜日

かわいい女


またまたチャンドラーです。昨日読了。
春樹さんがもう一冊訳していたので読むことにしました。

軽妙なセリフは相変わらず。ただし意味がよくわからないセリフも結構ありますが。
依頼を受けてちょっと捜査に乗り出したらすぐに殺人事件に巻き込まれるあたりもお約束なんですかね。
今のミステリーならこんなお約束的な入り方はしないと思うけど、これはこれかな。
ただこの作品はちょっと入り組みすぎててわかりづらい部分もありました。
チャンドラーは他の作品でもそうだけど、筋が複雑かもしれません。ラストもしっかりどんでん返しを用意していて、普通に推理小説になっていてなおかつ雰囲気と言うか、軽妙な会話も楽しめる、そういう意味では贅沢な小説ですね。

しかしあんなに気の利いたセリフがぽんぽん飛び出すのってありえなくないかな?
マーロウって天才的な会話の頭脳を持ってるんだろうか??
普通のアメリカ人ならあの程度のセリフは普通に口から飛び出してくるのかな。

チャンドラーは魅力ありますね。
札幌市の図書館の蔵書を調べたら短編集含めてほぼすべてありそう。
でもあとがき読んだら春樹さん訳も続くらしい。
どうしようかな??

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