2018年12月12日水曜日

ゼロ・アワー


また中山可穂さん
ズカシリーズもそうだった、最近の中山さんは文章にイロが無くなってきたように感じながら読んだ
自分で書いておいてイロって何じゃと思うけど
上手さとはまた別の次元の、そういえば萬月さんが父親の何とかって本で書いてたようなあれ

でも終盤一気にきた!!!(゚Д゚)
特にラスト前のタンゴシーン、ここがこの小説の頂点、良かった~

本作はカテゴライズすれば暗黒小説ってことになるのかな
思い浮かぶのは馳星周
不夜城は暗黒小説であり裏切りの連続で起伏の激しい見事なサスペンスだったけど、本作は物語としては結構平板な復讐モノでラストも甘い
これが中山さんが目指した方向なのか、脱・恋愛小説で模索している過程にすぎないのか?
中山ファンとしてはどっちでも良く、中山さんを読めることに感謝です

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