2019年12月12日木曜日

褐色の祭り


また連城三城彦さんのミステリが読みたくなって借りてみた本
一言で言うと今ひとつって事になるけど一言では言い表せないような複雑な作品だった

大きく二部構成、前半だけでも十分作品として成立するし私としては好きだ
流麗な文章とミステリアスな展開、男女・親子の確執がスリリングで読ませる
しかし後半は登場人物が増え複雑に絡まりすぎてわかりづらいし何よりも展開が強引すぎて説得力に欠けると思う
ぷっつりと切れるラストはありだと思うけど残るのは余韻と言うよりはモヤモヤだった
読ませる、面白いんだけど私としてはすっきりしない作品だった

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