2011年10月1日土曜日

制服捜査


佐々木譲さんです。
何度か書店で名前を見ていたし北海道出身の作家ということで興味があったんで、澄川図書館で本を見つけたときすぐに借りておいたもの。

連作短編です。最初の短編を読んだところでは、平凡な展開で退屈だし、ラストがいきなり粗雑で暴力的なことに違和感を覚えました。
読むのやめようかなと思いましたが我慢して読んでたら印象が違ってきて、読了した今は結構すごい作家だぞ、という印象に変わってしまった。

展開はとても平凡だけど小説としての視点が非凡ですね。
特に最後の長めの短編(中編か)は圧巻だった。ラストもスパッと切れ味鋭く終わってる。
見事。

結構多作な作家のようなので読み続けよう。楽しみが増えた。

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