2011年9月29日木曜日

ティファニーで朝食を


カポーティですが、春樹訳シリーズです。
カポーティは昔、新潮文庫で「遠い声遠い部屋」を読んだだけ。なんだか詩的な小説でワケわからんという記憶のみ。
あと冷血は有名なんでそういう作家かな、という印象だった。

しかしこの作品はずいぶん違ってて面白いです。
冷血で、ノンフィクションライター的なイメージがあったんだが、全然違う。
春樹訳のせいかもしれないけど、繊細な文章で繊細な話を書く人だったんですね。
中・短編集ですが、すごくいいです。
わくわくどきどき系ではないけど、小説好きには愛好されるでしょう。

巻末の春樹さんのあとがきもいいです。この手のちょっとした文章を書かせると春樹さんは魔法のように読みやすくてわかりやすい実にいい文章を書きますよね。

春樹訳、いいなあ。
ライ麦も読んじゃおうかな。50歳を前にして読む小説じゃないような気もしてためらってるんですけど。。。。。

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