2011年4月5日火曜日

砂中の回廊2


読了しました。
こういう小説もあるんですね、この年になって知ることができて良かった。
老後の楽しみがひとつ増えた感じです。
文章は漢文のように簡潔で格調高い。
そして淡々としていて深みがある。
しかし中国という国はすごいですね。
紀元前何百年という昔に、色んなことを考え実践し、それが歴史として記されて後代の人々を導いていってるんですね。
中国4千年の歴史、といいますが、大げさじゃないんだね。
ま、今の中国という国に対する評価は別として、その歴史には学ばなければいけませんね。
というわけで次も宮城谷を読むつもりで図書館に行っていろいろ見てたら、宮本輝の「ドナウの旅人」が目に入ってしまった。澄川図書館の文庫本のコーナーです。私に読んでくれと言ってる気がしてつい、借りてしまいました。
実は今日もうこの本を読んでます。
宮城谷さんを読みながらいろいろ考えすぎて少し疲れたこともあったかもしれない、普通の小説を読みたいと思ったのかな。
で、まだ出だしですけど、結構良いです。
きれいな日本語の文章で品があります。女性の一人称というところがちょっと私としては珍しいけど、ミステリーっぽくもあり楽しめます。
実はこの作家も初めての作家です。まだまだ知らない作家はいるよなあ。楽しいなあ。

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