2011年4月17日日曜日

ドナウの旅人


昨日読了しました。
宮本輝さんですけど、このひと芥川賞作家なんですね。知らなかった。
泥の河は知ってたけど、むしろ映画として記憶にあり、文学作品としては知らなかった。
まだまだだなあ。

宮城谷さんのあと、軽い日本文学を読みたくなって読んだんですが、まあ良かったです。
文章にとても品があって、谷崎とか太宰とかとは違うんだけど、安心感のある日本文学という感じですね。
物語としては、出だしはとても良かったけど、途中からは、映画で言うとロードムービーっぽくなってきて集中力が途切れてしまう感じがありましたが、ラストは結構見事な収束だったと思います。

ただ気に入ったら他の作品もよもうと思ってましたが、それに関してはちょっと微妙ですね。ちょっと冗長感があった、長すぎた感じがする。短編のほうが良いのかもしれない。
で、いまはまた宮城谷さんを読んでます。「管仲」、面白いです。

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