2013年5月7日火曜日

ワイセンベルク 2013


春樹さんの小澤征司との対談集がきっかけで最近またクラシックを聴いてた。
例の巡礼の年でベルマンを少し聴いたが、今はまたワイセンベルク。

以前ワイセンベルクにはまってたのはこのブログを読むと2011年の10月だったようだ。
驚いたのはワイセンベルクは2012年の1月に亡くなっていたこと。しかもパーキンソン病だったそうです。完璧な指のメカニックを誇るワイセンベルクがパーキンソン病とは。なんと皮肉な病。

で、前はバッハにはまってましたが、そのとき聴きたいと思ってたリストを聴けました。
ソナタです。
二種類の録音があるようで、古いモノラルとステレオになってからの録音、両方聴きましたが、モノラルのほうの演奏がすばらしいです、というか私がまさしく聴きたいと思ってた演奏でした。
軽々と、颯爽と、伸びやかに弾いてますね、音もそんなに悪くないし、これは良いです。わたし的にはベストかもしれない。
比較で言えば、ステレオの方はちょっと感情過多で、重いです、あんまり好きじゃない。モノのほうが良いですね。

その他ではラフマニノフのソナタとかスカルラッティ、ドビュッシーを聴きましたけど、スカルラッティが良いかな。ラフマニノフも良いんだけど、曲そのものがそんなんでもないので聴きとおすのがちょっとしんどい。ドビュッシーはあんまり。私がもともとそんなに好きじゃないからかもしれないけど、しっとりしすぎてて爽快感のない演奏。
スカルラッティはホロヴィッツもソナタ集を出してた。ポゴレリチも出してるな。個性派のテクニシャンが弾きたくなる作曲家なんですかね。
きれいな粒のそろった音を出せるピアニストにしか弾けない曲なのかも。

あと聴けてないのがカラヤンと組んだベートーベンの協奏曲の4番。私の大好きな曲ですが、この曲のゆるい楽章をどう弾いてるのか、聴いてみたいなあ。
今はYouTubeで結構聴けるし、図書館でも予約で借りれるし、良い時代だなあ。カラヤンとの協演はしかしまだ聴けないので、最終手段はネット購入。まあ安いし買って聴くかな。

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