2013年5月20日月曜日

銀河鉄道の夜ほか


青空文庫で古いものを読んでます。宮沢賢治を何作が読んだので感想を書いておきます。

● 注文の多い料理店
前からずっと読みたいと思ってて読めてなかった。
図書館で探すと普通の単行本ではなくて、全集の一冊みたいになってしまい、厚くて重い。読みづらいなあと思ってたけど青空文庫という方法があったんだなあ。
結構シビアな小説ですね。童話形式ですが、子供はずいぶん怖い思いをするんじゃないでしょうか。一応ハッピーエンドではありますが、しわくちゃになった顔は元に戻らなかったというあたりも恐ろしい。
これは狩は悪いことだという小説なんだろうか?
それで生計を立てている猟師ではなく、遊びで都会から来るようなハンターは許せん!という意味なのかな。
それとも深い意味はない?

● セロ弾きのゴーシュ
これもずっと読みたいと思ってた。さだまさしを思い出します。
ちょっと長めの話、動物がいろいろ出てくる。
ハッピーエンドだが、この話の教訓ってなんなんだろ?
上手に弾けてよかったねめでたしめでたしで終わりなんだろうか。それとも??
深く考えないほうがいいのかな。

● 銀河鉄道の夜
結構長い話ですね。しかしよくわからない。
宮沢賢治って時代が違うせいかもしれないけど日本語がわかりづらい、何を書いてるのか良くわからない部分がある。
本作については原稿が無い部分があったりで、未完っぽい。
ということで何故こんな作品が有名なのか良くわからないけど、幻想SFとして読むとなかなか面白いのかもしれない。松本零司の333を思い出しながら読んだが、私の評価はゼロに近いです。

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