2019年1月30日水曜日

オリンピックの身代金


奥田英朗さん
何冊か読んでるけど、肩の力が抜けた感じの作風かなと思ってたら、本作はストレートの剛速球だった
それも江川みたいな回転良くホップする球じゃなくてノモ的な重たくズドンとくる感じ
細部まで丁寧に書き込まれていて読むのに時間がかかったけど面白かった

ただ読んでいてどうもしっくりこない部分もあって、それは主人公の造形
環境はよく描かれてるけど内面が今ひとつわからないせいか感情移入できない
しかしラストで来た、しかも村田さんから!!(゚Д゚)
ここでぐっとくる
そしてさらっとラスト
少しで良いからその後を読みたいのに書いてくれてない
プロの作家さんの仕事ですね~( ´∀`)

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